
皆さんは資産運用するうえで、最初にするべきことを知っていますか?
どの銘柄を買うか・いつから積み立てを始めるか・いつまで運用するか・・・などももちろん大切なことですが、一番大事なことは「ポートフォリオ」を作ることです!
投資初心者の人は、このポートフォリオを作成せずに何となくで資産運用してしまっている人も多く見受けられるので、今回はポートフォリオの解説と作成のやり方まで詳しく解説していきます!
ぜひ最後まで読んで下さいね。

ポートフォリオとは?
ポートフォリオの重要性
ポートフォリオとは、「どういった資産に」「どれくらい投資するか」といった資産配分のことです。
基本的にポートフォリオは円グラフで作成されます。
実は資産運用するうえで、このポートフォリオはかなり重要で、どのように資産配分するかで運用成績の9割が決まるといっても過言ではないのです。
※ポートフォリオの主な例
NGなポートフォリオはFXに大分偏っていますよね?
FXは値動きがとても激しく、ハイリスク・ハイリターンなため、もしFXがダメになってしまうとすぐに資産を失いかねません。
一方、OKなポートフォリオは国内と米国にバランスよく分散投資されています。たとえどれか1つが落ち込んでも、ダメージは少なく済みます。

いかにバランスよく資産配分するかが重要です。
コア・サテライト戦略
ポートフォリオを作るうえで大事なことは「コア・サテライト戦略」という考え方です。コア・サテライトとは、保有する資産を
✅コア部分(安定資産)と
✅サテライト部分(積極資産)に分けることです。
預貯金や債券などの守りの資産を固めてリスクを抑えつつ、株やFXなどの攻めの資産でリターンを狙っていく方法です。
コア部分とサテライト部分の理想的な割合は、コア(7~9割)・サテライト(1~3割)と言われています。

ポートフォリオの作り方
初心者のポートフォリオ
資産運用を開始するにあたって、まずは不測の事態に備えるために、半年分くらいの生活費を預貯金で蓄えておく必要があります。
生活費が3か月分を超えたあたりから、投資経験を積むために1000円や3000円などの小額から積立NISAを始めてみましょう。
そこから投資額を増やしていき、月の上限額に達したら、iDeCoを開始しましょう!可能な範囲で拠出していきコア資産を形成していきます。


資産が増えていけば、預貯金に回すお金を投資に移行できるようになります!
※積立NISAとiDeCoはこちらの記事で詳しく解説しています。


20代~30代のポートフォリオ
ある程度、預貯金を確保出来たらコア資産を増やしつつ、サテライト資産を始めてみましょう。投資未経験者が短期売買で利益を上げるのは非常に難しいです。
そのため、失敗してもダメージが少なく済むように小額から始め、経験を積むことが大事ですが、基本はコア資産を盤石にすることです。


40代~50代のポートフォリオ
40代~50代でも積立NISAやiDeCoによる長期積み立て投資を行うことが望ましいです。
株やFX、高配当銘柄などへの投資運用を活発化させていき、サテライト資産の割合を増やしていきましょう。


年に一度は配分を確認しよう
必要に応じてリバランスを
リバランスとは、資産配分の偏りを元に戻すことです。
リーマンショックなどの社会的に大きな影響を及ぼす事象が起こったときに対応するくらいで構いませんが、配分比率が10%前後変わることはよくあることなので、15%~20%くらい剥離したらリバランスを検討してみましょう。


さいごに
今回はポートフォリオについて解説しました。
長期運用をするなら、小額でも早めに投資を始めることは大切ですが、何も考えずに投資を始めるのは初心者が陥りやすい失敗です。
先の長い長期投資、失敗して後悔しない為にもぜひポートフォリオを作成して資産運用に役立ててくださいね。

また次の授業でお会いしましょう!
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